皆様こんにちは！やすこです。
皆様は今年、2024年1月13日に行われた総統選挙で40.05％と言う高い投票率で初当選を果たした頼清徳（らいせいとく）さんをご存知でしょうか？
日本のニュースでもかなり話題となり、メディアでも数多く取り上げられていました。
日本には関係ない！なんて思っていませんか？
いえいえ…今後の日本、しいては世界情勢を見据えていくと、今回の「総統選挙」はとても大切な選挙でした。
一体どんな人物が台湾のトップになったのか、日本との関係性や家族構成、経歴などを調べてみました。
ぜひ最後までお付き合い下さいね。
台湾・頼清徳（らい せいとく）は大沢たかお似のイケメン⁉︎
ちょうど10年程前の物になりますが、確かにお二人似ていると思いませんか？
台湾映画「KANO」に出演した俳優の大沢たかおさんが、台南市で開かれたキャンペーンに出席。
大沢さん似と言われていた当時台南市の市長、頼清徳さんも駆け付けツーショットでのX(ツイッター）記事がこちら。
頼清徳さんが医師から政治家に転身したという経歴を持つ事もあり、以前の主演ドラマ『JIN－仁－』で医師の役柄だった事から、ますます大沢たかおさんに似ていると話題になったようです。
確かに顔といい髪形といい瓜二つ、笑顔なんてそっくりですね。
台湾・頼清徳（らい せいとく）は何者？
頼清徳（らい せいとく、台湾読みだとLai Ching-teライ チント）さんは1959年10月6日 生まれ（64歳：2024年1月現在）、中華民国（台湾）の政治家（民主進歩党所属）で元内科医です。
内科医から政治家…「とても裕福な家庭で育った人なんだろうな」と思っていましたが、実情は頼清徳さんが2歳の頃、鉱山労働者だったの父親がトンネルの崩落事故で亡くなったそうです。
その後母親が女手一つで頼清徳さんら6人の子供たちを育てたとか。
うーむ…坑道があった台北の郊外で、労働者階級のとても貧しい環境で育ったという事は想像できますね。
そこからアメリカのハーバード大学へ留学し、医者となり政治家へと登り詰めていくのですから、並大抵の努力ではないでしょうし、何事も環境のせいにしてはいけないのだと私自身痛感しました。
頼清徳さんは母親の事を「母は必死に働き、わたし達兄弟を育ててくれ、大学に行かせるために多くの犠牲を払った事を決して忘れません。」と話しています。
今でも母親の話をするときは目頭が熱くなるという程、大切に思っているようです。
苦労を重ねた分、世襲上がりの政治家達と違って人の痛みに寄り添える人なのかもしれませんね。
そして現在は同国の副総統（第12代）と民主進歩党の主席（第18代）を務めています。
2024年1月13日に行われた総統選挙で初当選し、2024年5月20日に総統に就任する予定です。
民主進歩党内では最大派閥の「新潮流」の中核的人物であり、台湾独立派として知られている人です。
台湾・頼清徳（らい せいとく）と日本の関係は？
台南市で初の「日本祭り」を開催をしたり、頼清徳さんは親日家としても有名で、日本との関係強化に積極的な姿勢を示しています。
2011年に台南市長として日光市を訪問し、東日本大震災の被災者に寄付を行いました。
2014年には東京で講演し、「日台は政治・経済などの分野でより緊密な関係を築くべきだ」と語りました。
2017年に行政院長に就任した際には、日本の安倍晋三首相から祝電を受け、日本との友好関係を深めることを表明。
2020年に副総統に就任した際には、日本の菅義偉首相から祝電を受け、日本との安全保障分野などでの連携を強化する方針を示しました。
また2024年1月1日に発生した能登半島地震に際しては、X（旧ツイッター）に被災した人々に向けたお見舞いの言葉を日本語で投稿し、「台湾と日本の人たちの心は一つです」と呼びかけた。
日本人はあまり台湾という国に馴染みがないかもしれませんが、夫が台湾で仕事をしていた時は、台湾の人たちがとても日本人に対して友好的だったと話しています。
台湾・頼清徳（らい せいとく）の妻（嫁）や子供は？
頼清徳さんは1986年に結婚し、嫁（妻）との間に二男をもうけました。
嫁（妻）の名前は呉美爾（ウー・メイル）さん。
お互い、知り合いや弟の大学受験の付き添いの時に知り合ったそうです。
どこでご縁ができるのか、分からないものですね。
頼清徳さんが大学3年生頃から交際を始め、国立成都大学院医学科在学中の1986年に結婚。
大学院生の27歳の時に結婚されているという事です。
長男の名前は頼徳さん。アメリカの民間企業に勤務。すでに結婚をされていて2020年にはお子さんも誕生しています。
次男の名前は廷燕さん。台湾企業に勤務。
嫁（妻）の名前は呉美爾（ウー・メイル）さんは、きっと忙しい頼清徳さんを支え、2人の息子さんを立派に育て上げた、いわゆる良妻賢母という方なのでしょうね。
台湾・頼清徳（らい せいとく）の経歴は？
頼清徳さんは1959年に台北県（現在の新北市）で生まれました。
先に書いた貧しい幼少期を送ったと思いますが、その頃の詳細な情報は見当たりませんでした。
国立台湾大学医学部リハビリテーション科を卒業し、ハーバード大学公共衛生大学院へ留学。
医学と運動リハビリテーションを専攻し、公衆衛生の修士号を取得。
1980年代、祖国台湾に戻り、脊髄治療の専門家医師となりました。
1996年に国民大会代表に当選し、政界入りしました。
その後、立法委員や台南市長、行政院長などを歴任。
2019年には総統選挙に挑戦しましたが、予備選挙で蔡英文に敗れました。
その後、蔡英文の副総統候補に選ばれ、2020年の総統選挙で当選。
2023年には民主進歩党の主席に選出されました。
2024年の総統選挙では、総統選挙で40.05％と言う高い投票率で初当選を果たしました。
経歴を見ても凄いですね。
医者になるだけでも難しいのに、その座を捨て政界にまで躍進するのは並々ならぬ覚悟と国を守りたいという意志の強さを感じます。
台湾・頼清徳（らい せいとく）まとめ
頼清徳さんは、台湾の政治家で、現在は副総統と民主進歩党の主席を務めています。
2024年1月13日に行われた総統選挙で初当選し、2024年5月20日に総統に就任する予定です。
日本の俳優大沢たかおさんに似たイケメン政治家ですね。
実際お二人のツーショット写真を見てその激似ぶりに納得しまいた。
頼清徳さんは内科医で衛生学者の経歴を持ち、台湾独立派として知られています。また日本との関係強化に積極的で、親日家としても有名な方です。
頼清徳さんは蔡英文総統の政策を継承すると約束していて、中国との対話と協力を求めていますが、中国政府は頼清徳さんを「トラブルメーカー」や「分離主義者」と呼んでいて、対話に応じる意思はないようです。
頼清徳さんは民主進歩党のホープとして期待されていますが、国民党や台湾民衆党との対立や、中国の軍事的な威嚇にも対処しなければなりません。
頼清徳さんの政権は、台湾の未来を左右する重要な局面に立たされています。
今「台湾有事」と言う言葉も出回っている時代、どうかこれ以上の争いが起こることなく、平和な世界が再び訪れる事を祈らずにはいられません。
今回は少しハードな内容になってしまいましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
コメント